資金計画にはエアコンの購入費用を見込んでおきましょう
戸建てに限らずマンションも該当しそうですが、新居に引っ越すことによって、部屋数が増えるので、あらかじめエアコンを何台購入するか考えておかないと思わぬ出費になります。
エアコンの購入費用はけっこうかかる
使用中のエアコンが古い場合、新居への引っ越しに伴って全て新調する方もいると思います。新居が3LDKの場合、エアコン1台あたり約10万円とすると40万円ほどの出費です。家づくりをしているとお金の感覚が少し麻痺してくるのか、家自体の価格に比べれば安く感じるかもしれませんが、よくよく考えるとかなりの出費です。
工事中に設置してもらったほうが設置費用の節約になる場合も
家の工事を依頼しているハウスメーカーや工務店によるかもしれませんが、工事中に設置してもらったほうが設置費用が節約になる場合があります。理由としては、すぐにエアコンを取り付けない場合、壁にあけた穴を塞ぐ処置をする必要があるからだそうです。エアコンの取り外し・取り付け費用も安くはないです。引越し業者や、引越し後どこかの業者に頼むと別途費用がかかるので、可能であれば工事中につけてもらったほうがよいと思います。
ちなみに…うちは設置費用を節約するために、今使っているエアコンを3月下旬に新居のほうへもっていってもらったので、寒い中エアコンなしで生活しています…今年は4月に入っても寒い汗
春先だからまだマシなものの夏場や冬場でエアコンなしの生活はけっこうきついので、エアコンが多少古くなっていたら思い切って購入するのはアリだと思います。
エアコンはいつが安いのか
2月あたりにその年のモデルが出るので、前の年のモデルが安くなります。ただ、前の年のモデルは追加で生産されないので、狙っているモデルがあるならなるべく早く購入してしまったほうがよいです。
まとめ
新居に必要なエアコンについて書いてみました。エアコンに限らず、新居購入に伴って家電や家具を購入する方は多いと思いますので、その費用はあらかじめ見込んでおかないと思わぬ出費になるので注意しましょう。
ウッドデッキをつけようとしたけど結局やめた話
我が家は2階にリビングがあるのですが、1階の寝室を出たところにウッドデッキをつけようとしていました。建物自体がほぼほぼ完成するまでそうするつもりだったのですが、いよいよ外構図面が確定するという段階で結局ウッドデッキはやめました。
ウッドデッキ自体かなり費用がかかるというのもあったのですが、建築士の方に相談したり、ネットで調べた結果、掃除や手入れに手間がかかるというのが、ウッドデッキをやめた一番の理由です。
手間がかかりそうと感じたポイントをざっと挙げると以下のとおりです。
- ウッドデッキの下にほこりがたまったり、汚れたりするので掃除が必要
- あまり掃除せずに放置しているとウッドデッキの下で虫が死んでいたりすることがある
- ウッドデッキの下に蜂の巣が作られた事例があった
- 腐る
1つ目は、物を干したりすると余計ほこりがたまりやすいようです。4つ目は樹脂木製だとあまり問題にならないかもしれません。
もしウッドデッキをつけるのであれば、
- リビングに隣接していて利用頻度が高いこと
- ウッドデッキの側に外水栓を設けて、掃除しやすくすること
あたりがポイントになるかと思います。
我が家は両方とも該当しないので、結局つけないことにしました。
ただ、将来どうしてもウッドデッキが欲しくなった時に設置できるよう、ウッドデッキをつけようとしていた位置にはコンクリートを敷いてもらうようにしました。
新築住宅の登記
建物がほぼ出来上がったので、登記を行ってもらいました。今まで登記などとは無縁だったのですが、家を建てたことで色々と不動産登記について知ることができたので、新築住宅に関する登記についてまとめてみます。
必要な登記の種類
家を建てた際に必要となる登記は以下の3つです。
- 建物表題登記
- 所有権保存登記
- 抵当権設定登記(住宅ローンを利用している場合)
順番としては、建物表題登記をしてから、残りの所有権保存登記と抵当権設定登記をする必要があります。
建物表題登記
建物表題登記は、建物の所在・種類・構造および所有者の住所・氏名を明らかにするもので、要するにどんな建物を誰が建てたかを示す登記です。依頼先としては、土地家屋調査士です。
自分でできるのか?
ネットで調べると「建物表題登記は自分でできる!」と書かれている記事が見つかりますが、土地家屋調査士に依頼して代行してもらうほうが一般的のようです。理由としては、建物表題登記が終わらないと抵当権設定登記ができず、銀行から融資を受けられない、つまりは建築費用の支払いができないからです。
住宅ローンを利用せず、自己資金のみで家を建てる予定の方は、自分でやってもいいと思います。登記の申請期限はあるようですが、建築費用の支払いは気にせず自分のペースでできるので。依頼した土地家屋調査士の方に自分でできるか聞いてみたところ、「できると思います。」とおっしゃっていました。難しいのは登記に必要な図面を書くところのようで、これを乗り越えてしまえば、法務局も相談にのってくれるようので、それほど難しくないとのことです。
住宅用家屋証明書
建物が住宅用の家屋であることを示す証明書のことで各市町村が発行しています。これがあると所有権移転・保存登記と抵当権設定登記に必要な登録免許税が減免されます。取得には、建物表題登記の完了証が必要で、土地家屋調査士に依頼している方は登記に合わせて取得してもらえると思います。
自分で建物表題登記を取得された記事を見ていると、新しい家のほうに住民票を移さないといけない、と書いてあるものがあったですが、期日までに新しい家のほうに引っ越すことを申し入れれば、引っ越す前の住所でも証明書を取得できるようです。この証明書を取得するために、私は現在の住所の住民票と賃貸契約書の写しを土地家屋調査士の方に渡しました。(登記自体が引っ越す前の住所でもよいのか、という点は後述します。)
所有権保存登記と抵当権設定登記
所有権保存登記は、建物の所有者を設定する登記、抵当権設定登記は住宅ローンに必要な抵当権を設定する登記です。依頼先としては、司法書士です。
自分でできるのか?
登記の手続きは定められているので、自分でもできると思いますが、住宅ローンを利用する場合、この2つの登記を自分ですることは金融機関が許してくれません。理由としては、抵当権が設定できないと融資を実行できないからです。
建築が完了している必要はあるのか?
所有権保存登記と抵当権設定登記は、建築が完了していなくても行うことができます。ただ、住宅ローンの融資の実行と抵当権の設定は同日に行われることがあるため、融資の実行にあたり、建築が完了していることを示すものを金融機関が求めることがあるようです。
登記は引っ越す前の旧住所でよいのか
司法書士に確認したところ、登記は引っ越す前の旧住所でも罰則はないようです。旧住所になっていると困るタイミングは住宅ローンの借り換えを行うときのようなので、新しい家に引っ越してからゆっくり進めても問題ないとのことでした。
まとめ
新しく家を建てたときの登記は、自分でやろうと思えばできますが、住宅ローンを借りている場合、代行を依頼するほうが一般的です。ハウスメーカーや工務店によっては、依頼先が指定されることもあるようです。
今回登記をお願いした土地家屋調査士や司法書士の方に登記に関して色々聞きましたが、登記は法務局に行ったり必要な書類を揃えたりとかなり労力がかかることなので、依頼先が指定されていない場合でも無理に自分でやろうとしないほうが懸命だと思います。
キッチンはスイージーセレクトパックにしました
決めたのは少し前になりますが、キッチンはWOODONEの「スイージーセレクトパック」を選びました。これ以外に検討したキッチンや、その中からスイージーセレクトパックを選んだ理由を書き残しておきます。
検討したキッチン
スイージーのセレクトパック以外に検討したキッチンは以下の2つです。キッチンに関しては、主にデザインや収納力を重視しながら検討を進めていました。
リシェルSI(LIXIL)
セレクトパックと同じ価格帯ではありませんが、キャビネット内のデッドスペースを利用した収納もついているし、らくパッと収納は引き出しを楽にあけることができるし、そして何よりキッチンの高さが2.5cm刻みで選べると機能性に優れていたのでとても悩みました。
キッチンの理想の高さは、身長÷2+5cmで計算するようです。うちの妻の身長は155cmなのですが、妻がショールームで82.5cmのキッチンに立ってみたところ、確かに調理しやすいと感じたようです。
スイージー(WOODONE)
セレクトパックは、スイージーの廉価版です。セレクトパックのカタログには、ガスコンロやレンジフードが一部しか掲載されていませんが、これらはスイージーと同じものを選択することができます。ただし、食洗機だけはセレクトパックで指定されたものから変更できないようです。
キャビネットのデザインを含め、その他設備を全て同じにした場合、通常のスイージーとセレクトパックの差は、キャビネット内の底がステンレスかどうかだけで、価格は定価ベースで約8〜10万円くらいスイージーのほうが高いです。(細かいところでは引き出しの中が少し違う)
スイージーにすると、デザインや食洗機も自由に選ぶことができますが、底をステンレスにするためだけにこのお金を出すのか…と思うと少し高いような気がしました。
スイージーセレクトパックを選んだ理由
選んだのは妻なので理由を聞いてみたところ、スイージーを選んだのは「かわいいから」、セレクトパックにしたのは「キャビネットの底はステンレスじゃなくてもなんとかなりそうだったから」だそうです。
スイージーは扉などに無垢の木を使ったキッチンで、男の私から見ても確かにかわいいです。ドラマにも使われているだけあってデザインは◎。
セレクトパックのキャビネットの底は、よくあるメラミン化粧板です。今住んでいる賃貸のキッチンも同じですが、特に汚れは気にならないので、ステンレスである必要はないと思いました。
まとめ
キッチン選びは、設備関係の中でも一番時間がかかりました。他のメーカーも一通りショールームを周りましたが、大きな違いってないんですよね…。建築士の方にも相談しましたが、みなさんほんの少しの違いでキッチンを選ばれるそうです。
収納力はアイデアでなんとかなりそうなので、うちの家はデザインを重視して選ぶことにしました。
造作洗面の仕様を決めるときに悩んだところ
建設中の我が家の洗面は造作してもらっています。造作洗面の仕様を決めるにあたり、悩んだ点をまとめてみました。
洗面ボウル選び
洗面台をおしゃれにしたくて造作洗面を希望しました。ただ、水はねが気になるので洗面ボウルは深めである程度広いものが良かったのですが、そもそも洗面ボウルってどのメーカーが出しているのか知らなかったので、探すのに苦労しました。
私が検討したメーカーは以下のとおりです。(全てのメーカーのショールームを回れたわけではないです)
LIXIL
オシャレな感じではないけど、排水口のゴミ受けが既成品でも使われているものなので機能性が良い。
TOTO
病院用流しが人気。
サンワカンパニー
種類が豊富。デザインはスタイリッシュなものが多い。洗面ボウル自体の値段はそれほど高くないけど、給排水設備や蛇口をつけるとそれなりの値段になるので安いと思わないように。
セラトレーディング
実際に見学しにはいかなかったけど、サンワカンパニー同様種類も豊富でデザインも良さげ。
伊吹物産
主婦の友の雑誌を見てると、けっこう使われている事例があった。
平田タイル
玄関タイルを見るためにショールームに行った時に発見。種類は割と多めで、少し変わった形や色のものが多かった。
コンセントの位置
あまり悩みはしませんでしたが、ドライヤーは右手で持つ方が大半だと思うので、コンセントの位置は右にするほうが無難です。
照明
ブラケットをつけたい方は照明も選ぶ必要があります。ブラケットには、真下を照らすもの、やや斜め向きになっているものがあり、取り付け位置が若干変わるので注意が必要です。また、ブラケットをつけたいのであれば、洗面台の上には窓は設けないほうがよいです。鏡を小さくすればつけれなくはないですが、後述する鏡の種類が限定されてしまいます。
ちなみに我が家は洗面台の上に窓をつけたので、ダウンライトにしました。ダウンライトであれば、顔に光があたるよう拡散タイプのものがいいと思います。
鏡
三面鏡にしたいのであれば、鏡の設置スペースをある程度確保しておかないと辛いです。設置スペースの幅が750mmあれば、なんとか既成のミラーキャビネットが見つかります。設置スペースがあまりとれない、でも三面鏡が欲しい!となると鏡も造作になり、費用が増えてしまうので、鏡をどうするかは間取りの検討段階から考えておいたほうがよいと思います。
三面鏡のことは、鏡を決める段階で妻に言われて気づきました。洗面所で髪の毛をセットする人は、三面鏡を使って色んな角度で髪型をチェックしたいようです。
まとめ
造作洗面はおしゃれですが、仕様を決めていくのに思ったより悩むことが多かったです。洗面台に特にこだわりのない方は、既成の洗面台にしたほうが機能的かつ悩むことがないので、既成品の中からよさげなデザインのものを選ぶのもアリだと思います。
新築戸建てのインターネット光回線
現在ドコモ光を利用していて、新しい家に引越した後も利用する気だったのですが、アンテナやコンセントの位置を決めるタイミングまで光回線を利用できるか確認できていませんでした汗
光回線を利用できるか確認
最近は光回線がかなり普及したので、回線の候補としてまずあがるのは光回線かと思います。ただ、新築戸建ての場合、光回線が近くまできていない可能性もあります。
フレッツ光の提供エリアかどうかは、フレッツ東日本・西日本のサイトで確認できます。ちなみに私が新しく住む場所の隣の家の住所を入力したら、「フレッツ光の提供エリア」となりましたが、道挟んで向かいの住所を入力したら提供エリア外となりました。場所がほんの少し違うだけで提供エリアではなくなってしまう可能性もあるので、インターネット設備を決めるときは、前もって確認するほうがよいです。
光回線を利用できない場合、ADSLやケーブルテレビが次の候補となります。
回線工事の申込みには住所が必要
現在私はドコモ光を利用しています。住所が未定の状態で回線工事の日を抑えることができないか確認してみたところ、住所が決まらないことには工事を申し込めないようです。フレッツ光にも電話してみましたが、結果は一緒でした。
新しい家の住所は市役所に申請することでもらうことができます。手続きのタイミングを確認したところ、「屋根・外壁ができあがり、不動産の体をなす状態になっていたら申請可能」とのことです。
申請は、ほとんどの場合、建築会社が出すようです。回線工事は希望の日時がとれない可能性もあるので、早めに工事日を抑えたい方は、早めに申請してもらうよう建築会社に依頼したほうがよいです。
ちなみにですが、新しい住所でも光回線を利用できると確定するのは工事の申込みが完了してからです。上述のようにほんの少し住所が違うだけで、光回線を利用できない可能性があるので、注意が必要です。
スパイスニッチをつけるときの注意点
我が家では検討した結果、採用しなかったスパイスニッチ。スパイスニッチをつけるときの注意点を紹介します。
スパイスニッチとは
キッチンの立ち上がり部分に作ったニッチのことです。
キッチン前に壁が必要になるので、アイランドキッチンのようなオープン型には設置できませんが、塩や砂糖のケースを入れるのにも利用できるので、スパイスをあまり持ってない人にとっても便利です。作業スペースがとてもすっきりしますし、設置したい考える人も多いと思います。
立ち上がりの壁を高くする必要がある
スパイスニッチは掃除が少し手間くらいで使い勝手の面では大きなデメリットはないと思います。ただ、キッチンに立ったときの眺めが変わってくるという点には注意する必要があります。
キッチン自体の高さを85cmとすると、通常キッチン前の壁は100cm、立ち上がり部分は15cmくらいです。スパイスニッチを設けようとすると、立ち上がり部分を25cmくらいにする必要があるので、キッチン前の壁もその分高くなります。
料理する人の身長が155cmとすると、だいたい肩の下あたりまでに壁が来ることになるので、キッチンに立ったときの眺めは大きく変わってきます。
キッチンから外の景色を楽しみたい、キッチンからリビング、ダイニングの様子を見たいという方にとって、これは大きなデメリットだと思います。
まとめ
我が家はキッチンから外の景色が見れるような間取りにしたので、スパイスニッチは検討した結果つけませんでした。
スパイスニッチは壁の高さに影響しますし、建築会社によっては工事の後半につけたいと言っても聞いてもらえない可能性があるので、スパイスニッチが欲しい方は、できれば間取りを決める段階くらいで設計士の方に伝えておいたほうがよいと思います。